器物損壊等について

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器物損壊

器物損壊等について

器物損壊等

他人の物を故意に壊したり傷つけたりする行為を器物損壊といいます。
自己の所有物とする意思(不法領得の意思)がなく、使用を妨害するために隠匿する行為も器物損壊に含まれます。
主要な学説は判例においては「他人の所有する物の効用を害する一切の行為」とされています。


器物損壊等

器物損壊罪とは、故意に、他人の物を壊したり傷つけたりして使えなくする犯罪のことをいいます。

法定刑は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料です。

以下の要件をすべて満たした場合に「器物損壊罪(毀棄・隠匿罪)」が成立します。

    器物損壊罪
  1. 実行行為 他人の物を損壊し、または傷害すること
  2. 故意性  他人の物を損壊し、または傷害する認識があること
  3. 結果発生 他人の物が損壊または傷害されたこと


■「他人の物」とは、他人が所有するすべての有体物を指します。

※ただし、以下の場合は別の罪として処罰されます。

1)公用文書毀棄罪
公務所の用に供する文書または公務所の用に供する電磁的記録を毀棄した場合には公用文書等毀棄罪(刑法258条)となり、刑罰は、3月以上7年以下の懲役です。
2)私用文書毀棄罪
権利義務に関する他人の文書または権利義務に関する電磁的記録を毀棄した場合には、私用文書等毀棄罪(刑法259条)となり、刑罰は、5年以下の懲役です。親告罪です。

※(1)と(2)には、
 文書の利用を一時不能にする目的で文書を隠匿する等の行為や
 文書を丸めてしわくちゃにし床に投げ捨てる行為も含まれます。
※公用文書を毀棄することによって公務の執行を妨害する場合は、
 公務執行妨害罪になる可能性もあります。
※私用文書を毀棄することによって業務の妨害をする場合には、
 威力業務妨害罪になる可能性もあります。



3)建造物等損壊罪
他人の建造物または艦船を損壊した場合には建造物等損壊罪(刑法260条)となり、刑罰は、5年以下の懲役です。


■「損壊」とは物の性能や本来の価値を失わせることをいいます。破壊する、傷をつけるなどの行為のほかに、隠したり汚したりして事実上使えなくする行為も含まれます。


■「傷害」とはペットや家畜など動物に対する損壊を意味します。


■「傷害」とはペットや家畜など動物に対する損壊を意味します。

ただし、人に飼われている「哺乳類、鳥類、爬虫類に属する動物」及び飼い主の有無にかかわらない全ての「牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと、あひる」を傷害した場合には、動物愛護管理法違反となり、罰則は、5年以下の懲役または500万円以下の罰金です。




●物理的な損壊または傷害
・窓ガラスを割る
・車や自転車のタイヤをパンクさせる
・店の看板を殴って破壊する
・植物の枝を折って捨てる など
・他人のペットを蹴飛ばして怪我をさせる
など
●物の効用を害する損壊または傷害
・食器に放尿する
・壁に落書きや張り紙をする
・物を隠す、持ち去る
・他人のペットを逃がす
・他人の衣服や物に体液をつける
など






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